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フィレンツェからのお客様

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先日、フィレンツェからお客様が来房。フィレンツェに暮らして15年になる中村さんは銀細工のアーティスト。今回は日本での展覧会のために来日とのこと。

フィレンツェはイタリアの中心から少し北に位置するところで、夏は蒸し暑く冬はマイナス7度近くまで気温が下がるのだとか。そんなフィレンツェの伝統工芸でもある銀細工の工房で中村さんは働いている。聖関係の仕事が多いそうで、教会や棺などに使うものも制作しているとのこと。銀食器とか、タコのロウソク立てとか、そんなのも作るんだって。でも銀の代わりに銅を使って制作することも増えたとか。銀は高価だし、伝統的なものの需要が減りつつあるというのが理由。
イタリアは鉄鋼芸や金属工芸がたくさん残っているのだとばかり思ってたけど、現状は日本とそんなに変わらず、コストダウンの流れによって伝統工芸が犠牲になっているらしい。100円ショップまで存在すると聞いてビックリした。

芸術に意識が高いのだろうとイメージしていたイタリア・フィレンツェだけど、僕の妄想だったみたいだね。やはり資本主義の矛盾が表れてるんだね。でも古い建物を残す風潮は景観の美しさに繋がっている様子で、15年住んでいても街を歩いていて飽きることが無いそうだ。たとえ100円ショップが入っていても、外観は歴史のある建造物…。このことは大きな意味があるね。

中村さんはアクセサリーも制作する。バングルなどは個性的で、フィレンツェの街並みが刻まれていたり、日本っぽいデザインが刻まれていたりする。評判も良いんだって。それから水面の波紋をモチーフにした作品も制作していて、ここ最近のマイブームなんだって。見せていただいた作品の画像はどれも素敵だった。

ヨーロッパのアート事情で気になっていたことを質問してみた。それはアートに関するアソシエーションが存在するかということ。つまり、アーティストが向上し育っていけるための組織とか、アーティストの生活を支えるための支援とか、そういうことがフィレンツェに存在するのかということなんだけど、答えはNOだった。フランスのパリなどはアーティストを育てるためにアパートを提供したり、活躍の場を保証したりする制度や組織があるそうだけど、イタリアでは15年住んでいても聞いたことが無いと言っていた。日本と同じような感じなんだね…。

将来的に中村さんは活動の場を日本に移すことも描いているそう。次に日本に来る予定は一年後と言っていたけど、後々何かで御一緒できるときが来るかもしれないね。その時を楽しみにしたいと思います。


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そうそう、アトリエのミントはここにきて新芽がどんどん増えていて、あちこちでモリモリしております。

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今日のオツマミは大根とホタテのサラダ。岩海苔と相性がいいね。

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by studiofumine | 2016-11-03 23:35 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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